2017年8月8日

 噂はされていましたが、やはり「日本ファーストの会」ですか。柳の下のドジョウって、このことですよね。

 だって、「都民ファースト」がそれなりに受けたのは、対抗軸が明確だったからでしょ。自民党の利権ファーストになっていた現状に対して、都民の利益がファーストでしょといって、改革の方向性を打ち出したわけです。

 もし、都民ファーストを国政にあらわすとすると、「(日本)国民ファースト」です。自民党や民進党に対抗して存在感を得ようとすると、おまえたちの政治は国民を向いていないと批判しないと、広い支持は得られない。
 
「日本ファースト」だと、セカンドやサードは他の国々になります。アメリカや中国の利益よりも日本の国益だということが主張したい時だけ、「日本ファースト」は意味を持つのです。トランプのような政権をアメリカだけでなく日本にもつくろうという主張をしたいとき、このネーミングになるんです。

 でも、これはミスではないのかもしれません。「(日本)国民ファースト」とは言えないのかもしれません。ナショナリズムを煽って支持を得ようという戦略なのかなあ。

 いずれにせよ、他党は慌てているようですが、こんな程度なら気にしないでいいんじゃないでしょうか。長崎で忙しいので、この程度で。