2018年3月7日

 昨夜は「自衛隊を活かす会」の抑止力連続講座。栗崎周平さんの講演は新鮮で、参加者にとって大いに勉強になったと思います。終了後、今後の企画をどうするか相談しました。引き続きご案内しますので、乞うご期待です。

 その席上、「自衛隊を活かす会」の今後のことを、代表の柳澤協二さんと話し合いました。この会、当初、防衛政策にかんする提言を出すことを目的にして出発したので、それを出した2015年5月の時点で終わっても良かったんです。

 だけど、新安保法制は議論が継続していたし、南スーダンへの自衛隊派遣も問題だったし、解散するわけにはいかなかったんです。それで、「憲法改正の国民投票が終わるまでは活動しよう」ということでやってきました。その国民投票が現実のものになっているので、さあ、いつまでやりましょうかということなんです。

 現行憲法下での防衛政策を探究するというのが、この会の一致点です。みなさん意欲的に取り組んでもらっているわけですが、同時に、私としては、柳澤さんのような地位の方をこんなところに引っ張り込んで、ご迷惑をおかけしているのではという気持ちも片隅のほうにあります。だから、いつまで続けましょうかと、いつも迷っている状態です。

 さて、その柳澤さん、国民投票が終わってもとりあえず続けましょうということでした。国民投票で負けてがっかりする護憲派を元気づけることも大事だからと。

 そこで私は、勝ったら勝ったで、「自衛隊を活かす会」の役割はもっと大事になりますよね、と応じました。「これで平和国家のままだ」と安心して、現状維持が続くのはもっと良くないのでね。

 ただ大事だというだけでなく、柳澤さんが楽しいと感じてくれているなら、私としてはうれしいのです。「楽しい」と答えてくれたので、私も堂々と前に進めます。

 ということで、この会、まだしばらく続きそうです。活動経費をどう捻出するか、真剣に考えなければ。