2016年12月16日

 昨日、本日と、「自衛隊を活かす会」が関与して来春発行予定の『新・日米安保論』(仮)の編集作業。「会」の3人の呼びかけ人(柳澤協二、伊勢﨑賢治、加藤朗)の8時間に及ぶ鼎談をもとにまとめるものです。かもがわ出版の編集長が、平凡社新書から本を出したり、集英社新書の編集をしたり、違和感を感じる人もおられるでしょうが、まあ面白い内容のはずなので、ご容赦ください。

 ということで、頭がそちらに集中しているので、本日は簡単に。いや、もちろんこの本のことなら書くことがたくさんあるんですが、さすがに自分が執筆者でなく、自分のところで出版するわけでないものは、ネタバレはまずいでしょ。

 やっぱり解散・総選挙はなさそうですね。北方領土では世論が高揚するまでのサプライズはなさそうだしね。それに、いま総選挙をやっても、野党がまとまれば自公で3分の2を維持できないという判断だったとか。

 まあリアルに見ていると思うんですが、私が気になるのは産経新聞の分析です。安倍さんは、いまやれば3分の2を割り込むけれども、時間が経てば経つほど勝利する展望が拓けると思っているとか。

 その判断の根拠が民進党の蓮舫さんにあるというんです。蓮舫さんのさまざまな様子(党首討論だとかカジノの国会対応だとか、その他その他)を見ていると、民進党の支持率はどんどん落ち込んでいくだろうと思えるとか。共産党のいるところに蓮舫さん自身は出ないという態度を貫いているから、野党共闘もうまくいかないとふんでいるのかもしれません。それって、否定しきれないから、つらいですよね。

 ということで、3月のある重要な場所に、蓮舫さんをお呼びして野党がそろい踏みすることを企みました。蓮舫さんとつながりが見えてきたのでね。うまくいかない可能性のほうが高いと思いますが、蓮舫さんがダメな場合も野党のそろい踏みは実現すると思います。

 これ、原発問題で野党が協力しあうことを展望した場なんですが、一人ひとりが考えなければなりませんよね。ある課題があるとして、それを実現するための野党共闘をどうそれぞれが働きかけるのかって。南スーダン問題でも考えていますが、それはもう少し先が見えてからご報告します。

 安倍さんがこの時期に解散しなかったのを、あとで悔やむようにしないとね。では、また来週。