2017年12月25日
年末の27日なんですけど、そして平日なんですけど、知人が『改憲的護憲論』(集英社新書)の出版記念講演会のようなものを開いてくれます。チラシを添付しますが、お暇なら、いかがですか。
会場は神戸市で、三宮駅から南へ徒歩3分。ロフトのビルの上にあるんです。「メガネの三城」のなかにあるお部屋です。
言いたいことは本に書いているので、同じことはお話ししません。レジメをつくりながら考えたんですが、「護憲」ということは、自衛官に向かって、「おまえたちは未来永劫、違憲の存在であり続けろ」と言うことなんですよ。そういうことを言って、国民多数に受け入れられる方法って、あるんでしょうか。それを考えるのが、お話の眼目です。
本日はまだ東京にいて、自衛隊を活かす会のシンポジウム「北朝鮮の核・ミサイル問題にどう臨むか」です。いい中身になれば、本にしたいと思います。
27日のレジメは以下です。終了後に懇親会もあります。
一、自衛官に「違憲でいろ」と言える条件
1、「自衛隊を認めるのにとどまらない」けれど
2、違和感が伝わると国民世論から遊離する
3、自衛隊が抱える矛盾をわが事として思えるか
二、仲間を増やすとはどういうことか
1、相手を「敵」にしたら仲間にはならない
2、政策面での歩み寄りによる共感を増やす
3、政策以前に必要な人間としての信頼関係
三、何のために「九条」を守るのだろうか
1、「護憲」だけでは戦争する国になる現実
2、平和のために自衛権、自衛力は不可欠だ
3、中心課題は安保廃棄でなく抑止力からの脱却