2018年5月28日

 さてさて、本日は激しく本業に挑みました。ブログに費やす時間がないほどです。

 そこで本日の記事は本業のこと。この間、力を入れてきた『9条「加憲」への対抗軸を探る』が、ようやくメドがついてきました。自分でつくった書店向けのチラシをアップします。

加憲案対抗軸チラシ

 安倍さんが追い詰められ、9月に3選を果たせないとしたら、この本の寿命が縮まることになるので、早く出すために必死だったんですよ。個人的には安倍さんの早期退陣を望むけれども、出版人としては加憲案がもっと生命力を保たないと本が売れないという、これもジレンマですよね。

 しかし、安倍さんの3選、実際どうなんでしょうね。安倍さんにとって好都合なことは、当面、選挙がないこと。選挙があれば、「安倍さんでは勝てないから別の総裁候補を」みたいな動きも自民党内で生まれる余地もあるんでしょうけど、そこがない。

 だからやはり、加憲案に反対する人たちが、もっと大きな流れをつくらなければなりません。「これでは加憲案を利するものだ」みたいなことに拘泥しないで、いろんな考え方が合流して安倍さんを追い詰めていくことが大事でしょう。

 そこ抜きにモリ・カケで政局が動いても、護憲の運動が成長する機会はなくなります。この本が、そのために少しでも役に立てばと思います。

 6月16日に愛知の尾張旭で開かれる山尾志桜里さんと私の対談の前日に仕上がるでしょう。その日がお披露目です。お楽しみに。

 そういえば山尾さん、立憲民主党の憲法調査会で事務局長に就任されたとか。山尾さんの「立憲的改憲」とどう向き合い、どう協力し合うかって、ますます大事な課題になっていくのかもしれません。