2013年6月19日

 7月6日の土曜日です。午後1時半開場、2時開会です。一般の方にも開放されるそうなので、私からもお知らせしておきます。

 正式なタイトルは「憲法九条の軍事戦略」。サブタイトルが「沖縄問題を通じて考える」です。主催は、沖縄平和ネットワーク関西の会。学校の先生が中心になっておられるところですよね。

場所がすごい。同志社中学校(岩倉キャンパス)の、なんとチャペルなんです。すごい音響設備で有名なところですよね。私の声が本物よりよく聞こえたりして。そんなわけないか。でも、楽しみ。

資料代が1000円。こう書かれると、ちゃんと資料を用意しなければなりませんね。お問い合わせは、事務局の本条豊先生(立命館宇治中学・高校)だそうです。メールは、honjoアットマークjca.apc.org。

なお、16日の神戸新聞に「憲法九条の軍事戦略」の書評が載りました。ついでに紹介しておきます。

戦争放棄と防衛の両立 「護憲」拡大への挑戦

 刺激的なタイトルだ。「戦争放棄」「戦力不保持」をうたった憲法九条と、防衛の両立を目指すという。それは、まだ誰も試みたことのない作業であり、挑戦である、と著者は書く。 

九条維持を訴える「護憲」とは、戦力を一切認めない考え、との固定観念がつきまとう。だが、すべての軍事力をなくしていいものか。尖閣諸島をめぐる日中間の対立が先鋭化する中、「万が一の事態が起こったら……」との不安が生じるのは当然だろう。

そんな〝葛藤〟に本書は答える。「軍事力に頼るという気持ちは、平和を願うという気持ちと矛盾しない」と。自衛隊の存在は今や、国民の多くが認めている。日米安保体制への依存から脱し、文字通り「専守防衛」という九条の軍事戦略を描くべきときだ、と。

高校卒業まで神戸で過ごした著者は、「かもがわ出版」(京都市)の編集長。共産党で安保・外交の論客として政策作りに携わった経験を持つ。6年前、言論界に転身してからは、防衛省元幹部らによる『我、自衛隊を愛す 故に、憲法九条を守る』などの出版を手がけ、立場を超えた護憲運動の可能性を探り続けてきた。

 異論、反論は承知。閉塞感が漂う「護憲」に風穴をあけるか。

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以上