2014年7月25日

 東京出張中である。いろいろやるべきことがある。

 昨日は、ある著者と発刊の打合せ。もっといい本にするため、少し時間をかけてでも書き足してもらう相談である。これは来年をお楽しみに。
 本日午前は、先月発行の『あなたの福島原発訴訟』の普及とか、第2弾についての相談。「生業を返せ、地域を返せ!」と取り組まれているこの裁判、9月には第4次訴訟に踏み切るのだが、原告が3500を超える勢いだ。裁判の行方もいろいろ注目される。

 ここでも議論したのだが、やはり難しいのは放射能の影響問題。それ以外はみんなが団結できるのに、この問題だけはそうならない。やり方次第では亀裂を生みだす。それを克服する方法はないものかとずっと考えているが、名案が思い浮かばない。だけど、何とかしないとなあ。

 その後、東京新聞社へ。編集委員の方にご挨拶。集団的自衛権の問題等で意見交換をする。日韓関係に造詣の深い方なので、次に私が書きたい本についてもちょびっとお話しし、意見をいただいた。そうだよな、同じような考えをもつ人は多いんだなあと、少し心強くなる。韓国の運動団体を批判すると、慰安婦問題とかに熱心でないとか植民地支配への反省が薄いとか、そういうふうになってしまう風潮の打破が、いま求められると思う。それができて、かつ韓国との関係もうまくいくとしたら、やれるのは左翼の側しかいないだろう。

 そでいままで、大塚商会の方と、東京事務所の経費削減問題を議論する。こういう仕事もしなければならないよなあ。

 で、いま午後6時。仕事は終了。

 7時から、「自衛隊を活かす会」の打合せがある。参加者名簿を整理したら、150名になっている。スタッフとか主催者をあわせると160名。きっと前回と同様、メディア関係は当日、突然くる人が多いので、200名の会場でちょうどよかった。

 「会」がそれなりに知られてきたので、いろんな運動団体とか政党から、連携のよびかけが来ている。それらにどう対応するのかということも、本日の議題である。それ以外に、第3回以降のシンポジウムをどうするかが焦点。集団的自衛権が急浮上したので、それらを先行させて議論してきたが、やはり尖閣をはじめとする日本防衛とか日米中関係とか、そこが大事である。集団的自衛権を容認する世論を支えているのも、尖閣などでアメリカにお世話になるのだから、多少ことはやっておかないとという世論だからね。

 はい、じゃあ、出かけてきます。