2016年9月28日

 だいぶまえの記事で、6年後に高校の世界史と日本史が統合され、「歴史基礎」になることを紹介した。そこで、いまなら歴史書の出版社もかもがわ出版も同時スタートなので、講座「世界と日本の歴史」のようなものにチャレンジしてみようと思っていることを書いた。

 口だけにしてはいけないので、先日、著名な歴史学者にお会いして、ご相談した。某大学の学長を務めた方で、多くの若い研究者に慕われている方なので、ご協力が得られれば、一挙に話が進むとふんだのである。

 一挙にはならないが(もともと6年後に出版するわけだから)、問題意識がかなり一致して、今年中に各分野を横断した研究者に集まってもらい、議論しようということになった。議論した結果、面白いからやろうとなるか、難しいからやめようということになるか分からないけど、スタートは切れたよね。

 たぶん、やるとすると、年代は日本と東洋、西洋で異なるけれど(とりわけ古い時代は数世紀違う場合もある)、同じテーマを掲げることになるだろう。そして、そのテーマでは、世界はどんな特徴があり、日本はどんな特徴があるのかを書いていくものになるのかなあ。そして、違いを生みだしたものは何なのかを、総括的に書いていく感じかな。

 テーマを立てるとすると、こんな感じだろうか。興味のある方、ご意見をください。

第1巻 国家の形成
第2巻 貴族と奴隷 それぞれの特徴
第3巻 武士・騎士の時代の始まり
第4巻 騒乱・戦国の世
第5巻 封建制の時代
第6巻 国民国家と資本主義の勃興
第7巻 帝国主義への道
第8巻 第二次世界大戦とその結果
第9巻 第二次大戦後の世界と日本
                以上