2017年9月15日

 本日は午前中は会社にいて、午後はお出かけ。一つは出版に関する相談に乗ること。それはすぐに終了した。

 もう一つは、ある季刊の総合雑誌の関係者会議。編集部は東京にあるのだが、時々関西に出てきて、協力者の会議が開かれるのである。トランプ政権、大学の実状、明治維新150年などさまざまな議論がされた。

 そのなかで自衛隊のことも少し話題に。「自衛隊の変貌」をテーマに特集がやれないかというのだが、その変貌の代表例の一つとしてあげられたのが、ある自衛隊基地に病院がつくられるというものだった。平和団体は「野戦病院だ、許せない!」と頑張っていることは、以前から承知している。

 でも、病院も建設してはダメだということになると、自衛隊の施設で建設を認めていいものは、おそらく一つもなるなるよね。もちろん、平和団体にはそれなりの論理はあるのだろうけれど(海外派兵の際のものだとか)、日本防衛で出動することを考えても、ちゃんとした病院機能は必要になるわけで、その機能を向上させることは真剣に考えるべきことだ。

 昔は、自衛隊って、二重の意味で、「すべてに反対していい」存在だったんだよね。一つは九条に反しているからということで、もう一つは対米従属の軍隊だということで。

 だけどいま、共産党も含めてすべての政党が、侵略の際は自衛隊に頑張ってもらうという立場に立っている。だから、それにふわさしい自衛隊論を構築しないとダメな時期ではないのだろうか。

 結局、そこの議論があまりないから、総論では自衛隊に頑張ってもらうと言いつつ、各論では一つも賛成しないということになってしまう。各論で賛成できることが一つもないということは、事実上、総論も反対だということにしかならないのではないだろうか。

 まあ、その会議でも聞かされたけど、こんなことを言っているから、私は嫌われるんだろうな。東京から来た人が、著名な政治学者の名前をあげて、「松竹さんのことを怒っている」と言っていた。

 ということを考えていたら、私が理事をしている京都平和委員会から、次の幹事会にはちゃんと出てくださいというメールがあった。そうだよね。まだ一度も出ていないし、真面目にやらなければと思って、「参加します」と返信した。真剣に議論してきますね。