2014年12月9日

 記事のタイトルだけを見ると、何を書こうとしているのかと、少し警戒されるかもしれない。だけど、たいしたことではないので、まずご安心を。

 いや、本日の「赤旗」を見て、ちょっぴり感動したのだ。総選挙に茨城6区(つくば市とか土浦市)から井上圭一さんという方が立候補していて、本日の「赤旗」に演説が載っているのだが、この方、元自衛官だというのである。陸上自衛隊の霞ヶ浦駐屯地におられて、「有事には戦地に赴く後方支援部隊の〝下士官〟」で、3曹だったとか。泥さんと同じですね。
 
「日本の平和を守るための専守防衛、時には東日本大震災のような未曾有の災害に身をていしての救援活動──。どれも国民のための重要な任務であり、誇りでした」

 井上さんはこう述べる。しかし、集団的自衛権の閣議決定で、それが転換したことを嘆いている。「就業規則違反」のようなものだと断じている。

 「自衛隊員のご家族、ご両親の落胆と安倍政権への怒り、憤りを思うと、胸を締めつけられる思いでした」

 自衛隊員や家族と心が通い合うような訴えだと思えた。こうじゃないと支持は広がらないよね。

 そういえば、京都府の舞鶴市で、11月16日投票で市議選挙があって、共産党は4人全員が当選した。3人から4人への前進である。

 その選挙を前にして、共産党の舞鶴地区委員会が看板を出したという記事が、「京都民報」に載っていた。それも感動した。看板に書かれていたのは、

「自衛隊員の生命を全力で守ります」

というスローガンであった。画像は、地区委員会のブログから。

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 そうですよね。国民のなかで活動していたら、こうなってきますよね。それが今回の選挙での「躍進」が予想される共産党の強みだと思います。

(追伸)
 自衛官出身の共産党の国会議員が出てきて、国会の安全保障委員会で防衛大臣と論戦する時代が来れば、日本の安全保障をめぐる議論のありようがだいぶ変わってくるでしょうね。