2014年12月11日

 本日の朝日新聞、選挙予測の詳しいのが載っていましたね。注目はやはり沖縄でした。何と言っても、小選挙区4区のすべてて自民党候補が負ける可能性があるというわけですから。

 1区は共産、2区は社民、3区は生活、4区は元自民。いいですねえ、自民党の良心的な人々と手を組めれば、小選挙区で勝てる可能性があるというわけですから。

 私のまわりの一部では、選挙予測報道に失望し、「勝負は一年半後の参議院選挙だ」と言って、相も変わらず民主を軸にした共闘を模索する動きがあります。だけど、それはうまくいかないと思うんですね。野党のなかから、革新勢力と手を組もうという政党があらわれるのは、ちょっと想像できません。

 可能性があるのは、すでに実態のある共闘、保守と革新の一点共闘でしょう。問題は、その一点共闘が、運動面での共闘にとどまっていて、まだ政治を変えるための共闘にはなっていないことです。しかし、沖縄のように発展する可能性が、いまのところわずかでも存在するとしたら、そこだけでしょう。

 選挙の結果、おごり高ぶった安倍さんが、きっと改憲その他で押してくるでしょう。その時、これまでの一点共闘の成果を土台にして、「もうこんな自民党にはいれない」という方々と意識的に話し合い、共闘のレベルを、「この課題には反対」というものから、「そのために政策を一致させ、いっしょに政治に打って出る」という水準に引き上げるべきだと思います。

 そのためにどんな努力が必要なのか。それを沖縄に学んできます。

 沖縄行きは1月後半。本のタイトルは、すでにご紹介しましたが、『安倍路線VS保革共闘路線──沖縄に学ぶ』です。乞うご期待。