2015年6月16日

 講談社新書として、『新・自衛隊論』というタイトルで発売されます。一応、私も「会」の事務局担当として「はじめに」を書き、本全体の構成を担当し、巻末の執筆者プロフィールにも名前を連ねていますので、紹介しておきます。

 価格は900円+税(72円)です。発売は18日からですが、アマゾンではすでに予約が開始されています。

 ちょうど1年前の6月7日に発足した「自衛隊を活かす会」。それ以来、元幹部自衛官や安全保障論等の専門家を迎え、6回にわたるシンポジウムを開き、その成果をふまえて先月、「提言」を発表しました。

 今回の著作では、シンポジウムに参加していただいたすべての方が、そこでの発言をもとに寄稿しています。国会では、新安保法制をめぐる議論が活発になっていますが、現行憲法の枠内においてこそ、国民と自衛隊員のいのちが守られ、日本の存立も全うできる道があるということを、この著作を通じて広げたいと考えています。

 発売直後の20日に開催される「関西企画」ではサイン会も行います。こぞってご参加ください。

 ちゃんとしたホームページがあり、2カ月に1度のペースでシンポジウムを開催してきたりしているので、この「会」には財政的な基盤があると思われているようですが、違います。本の出版を当て込んで、いろいろやってきたんです。だから、本が売れることが、「会」の活動を飛躍させることになります。

 たとえば、「提言」は、英訳版をすでに出していますが、現在、アラビア語、中国語、韓国語にも翻訳中です。また、パンフレットにして、国会議員には配ろうと思っています。

 その程度なら、本の初刷り分の印税でまかなえますけれど、「会」としては今後、アメリカを訪問して議論したり(その場合は、伊勢﨑賢治ジャズヒケシinニューヨークも開催するつもり)することも考えています。そのためには、2刷り、3刷りと売れていくことが不可欠なんです。

 是非、ご購入をお願いします。そして、「会」を支えてください。