2013年12月24日

 この連休の中日、岡山に行っていました。同県の保険医協会が主催する講演会で、テーマは「憲法九条と軍事力を両立させていいのか」。 

 これが今年最後の講演。年末の忙しいときに、しかも連休の中日に企画するなんて、すごく常識的でないと思うんですけど、会場一杯の人に参加していただき、しかも質問の数も半端でなくて、とっても刺激的でした。

 来年最初の講演会は、これも常識外れで、1月5日(日)ですよ。東京で2日連続の講演会なんですが、その日が私で、次の日が慶応大学の金子勝先生ということで、講演者の知名度格差まで常識外れですね。

 来年は、いよいよ、これら講演会のテーマになっている「憲法九条の軍事戦略」を、本格的な動きにする年です。1週間ほど前、その関係者の打合せを東京でおこないました。発足は5月前後を予定していたのですが、安倍政権の動きが急なので、「会」の活動も早めることにしました。

 安倍さん、当初は「安全運転」だとか、「経済重視」だとか言われていましたよね。だけど、秘密保護法を正面突破し、年末に安全保障関係でいくつも文書を発表し、来年春には集団的自衛権の報告書も出させるということで、大きくカーブを切ったという印象です。おそらく、秘密保護法をめぐる動きのなかで、圧倒的多数を占めているという現実に自信をもち、「やはりいましかない」と思い定めたのでしょうね。

 こちらも覚悟を決めてやるしかありません。まず、来年は、憲法九条を守ることを前提にして、本格的な防衛政略をつくりあげます。自衛隊の関係者にも納得してもらえるようなものです。というか、そういう方々がひとつの主体となってつくるようなものです。安倍さんの軍事戦略と比べたとき、「こっちの方が安心できる」と思えるようなもの、と言ったらいいでしょうか。

 それを来年つくって、再来年は、それをベースにして、政界に殴り込みをかけます。いま、秘密保護法に見られるように、世論では多数なのに政界では少数という状態が、固定化しています。そこを打開するような動きをつくりたいと思います。これを再来年にしかけておかないと、その次の年はダブル選挙ですからね。護憲の選択肢を幅広いものにすることが、政治の世界に殴り込みをかけるうえでは不可欠だと感じます。

 ということなんですが、どなたか、お手伝いしてもらえませんか。とりわけ、ネットまわりの仕事に習熟している方がいれば、とってもありがたいです。来年2月から本格始動するので、年明けすぐにたくさんの仕事があります。よろしくお願いします。