2015年3月3日

 はい。今度の日曜日、3月8日に出版記念講演会があります。午後2時より(開場は1時30分)。場所は、阪急十三駅から徒歩5分のシアターセブンという映画館です。参加費1000円。主催は市民社会フォーラムです。

 この『放射線被爆の理科・社会 四年目の「福島の真実」』、著者が3人おられますが、そのうちのお2人が来られるという豪華版です。1人は清水修二さん。最近まで福島大学の副学長をしておられましたが、かねてより専門の地方経済論の立場から原発を批判してきました。もう1人は児玉一八さん。金沢大学で大学院の理学修士課程、医学の博士課程を修了、原発問題の闘いで先頭に立ってこられました。いやあ、「理科・社会」というタイトルにふさわしい陣容ですね。

 さらに、最近刊行した、『福島のおコメは安全ですが、食べてくれなくて結構です。』の著者かたやまいずみさん(ネット上では「お玉おばさん」)も参加し、本について訴えをされます。この本、ネット界では、タイトルだけは大賞とるんじゃないかと、もっぱらの噂になっています。

 「福島の真実」をうたった『美味しんぼ』が年末に出たり、その雁屋さんの本が2月に出たりという影響もあるのでしょうか、「理科・社会」はすでに増刷になり、その分が書店に並んでいます。「おコメ」の方は、本日、増刷を決めました。発売後ずっとアマゾンで在庫なし表示が続いていますが、弊社の倉庫に本はあるんです。だけど、うちのような小さな出版社ではアマゾンをコントロールできないんですね。申し訳ないです。

 どこかで書きましたが、福島には住めるか住めないか、農産物は安全か危険かという議論は、この2つ本が示す方向で議論されることが大事だと思っています。科学と心の両面です。是非、多くの方に参加していただきたいと思います。私も本を売りに行きます。