2013年10月4日

 昨日書いたことが、この企画の第一部となります。そして、第二部は「音楽」。

 出発点は、紛争解決人の異名をとる伊勢﨑賢治さん(東京外大教授でトランペッター)が、一昨年、福島高校で社会科の授業をしたことでした。そのとき、福島高校にジャズ研究部があることを知って、それを私に教えてくれました。それ以来、いつかコラボをやってみたかったんです。

 とりわけ、「あまちゃん」がはじまって、福島高校ジャズ研の第3代部長である大友良英さんがメジャーになっちゃったりして、どうしても実現したくなりました。福島で子育てしている家族のためというコンセプトを考えても、高校生の出演は大事だと思いました。そこで、あらゆる伝手をつたって、ジャズ研に連絡をとり、学校に伺って校長先生にもご挨拶し、了解を得てきたのです。

 だから、今回の目玉のひとつは、伊勢﨑賢治と福島高校ジャズ研究部による「ジャズヒケシ」です。スタンダードナンバーになると思います。

 ジャズヒケシはトークを重視するのが売りです。そこでトーク出演は、安斎育郎さんと池田香代子さん。わずか15分程度の出演のため、遠くから来ていただくのです。ありがとうございます。

 それで、この話をいろいろな方に伝える過程で、大阪大学の菊地誠さん(生物物理)が情報をくれました。有名な音楽グループを紹介できるかもしれないと。

 そうして出演が決まったのが、ZABADAK(ザバダック)です。詳しくはウィキを見てくださいね。最近では、NHKの「みんなの歌」で4・5月に流れた「いのちの記憶」が有名で、相馬民謡なども歌ってくれるそうです。

 その菊地誠さんも得意のテルミンで友情出演してもらえそうです。そのお話を福島のお母さんにしたら、菊地さんはお母さんがたに人気があるらしく、「会場は壇が低いので、みんな近寄ってかぶりつきで聞くことになるかも」ですって。

 その他、出演募集中です。

 で、原発や放射能のことを考えても、権威のある人が出演してくれるわけで、当初、第一部で助言者をしていただくことも考えました。でも、福島のことは福島の人で語り合おうということになりました。自分たちがそういう気持ちをもっていて、未来を切り開いていけるということを、福島の外にいる人に知ってもらおうという考えです。

 ということで、二部で発言する方は、一部の討論をよく聞いたうえで、発言してくださいね。よろしくお願いします。

 日時は来年3月9日(日)の午後1時半から。場所は福島市音楽堂大ホール(1000人)です。参加費は無料。

 子連れ歓迎。昼寝しても、騒いでも泣いていても、そのままで構いません。どうしても困るほどになったら、会場を見られて音も伝わる防音の「母子室」もあるそうです。

 ツアーは旅行社がそのうち企画するでしょう。たぶん、8〜9日の1泊ツアーと、9〜11日の2泊ツアーかな。後者は、浜通りまで行って、福島第一原発を目に収めたり、農民のみなさんと交流したりすることができるでしょう。

 では、お楽しみに。今後も、適宜、情報をお知らせします。