2013年10月18日

 いやあ、こんなに褒められたら、天狗になってしまいそうだ。自戒しなくっちゃ。

 今週火曜日の「東京新聞」の7面、「書物の森」のトップで、私の「集団的自衛権の深層」がとりあげられました。いろいろ内容を解説したあとで、最後に結論として、「重厚正確な出来。本来、新書はこういうもの」ですって。これ以上の褒め言葉はないでしょ。

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 九条の会を中心として講演に呼ばれる機会も増えているし(2日間で3回講演という土日もあります)、前著もふくめみんなで読書会をしたというメールなどもいただいています。忙しいけれど、とってもうれしいです。

 要するに、議論が大事だと思います。護憲をめぐっていろいろな考え方があります。たとえば、自衛隊を使うことは絶対に考えたらダメだというものから、いや、それもアリという考え方まであるわけです。

 もし、そういう人びとが団結できるなら、護憲の政権をつくれるほどの数です。ところが、護憲派というか平和主義者というか左翼というか、そういう勢力の常で、議論をすると分裂するわけです。国民投票に向けて団結をつくりたい。それを政権につなげたいというのが、この間、2つの新書を出した私の願いです。

 それと、デモクラTVというのをご存じですか。この春、右傾化を憂える著名人が力を出し合ってつくったネットテレビ局です。番組の内容はすごく豊富なんです。最近、柳澤協二さんが「リベラルな防衛戦略」について何回か語っています。

 先週の金曜日の夜、そのなかの「ウッチーのでもくラジオ」という2時間番組で、この本が紹介されました。「ウッチー」って、内田誠さんのことです。アーカイブはここにあるのですが、会員になれないと見られません。月525円だそうです。1時間37分過ぎ頃から開始です。

 番組表を見れば会員になりたいと思うかもしれませんので、一度ご覧ください。では。