2013年7月19日

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この本、ようやく私の手を離れます。月曜日に印刷所に入稿です。出来上がってくるのは8月5日で、お盆前に本屋に並べることができるでしょうか。

著者は3人。池田香代子さん、齋藤紀さん、清水修二さんです。池田さんは、3.11直後から母子支援ネットワーク「hanako」に参加、さまざまな角度から福島市線に関わってこられました。齋藤さんは、一貫して広島で被爆者医療に携わり、現在は福島市内の病院で被災者の医療に尽力しておられます。清水さんは、地方財政論が専門の福島大学教授で、双葉町の復興まちづくり委員会にも加わっておられます。福島再生を語る上でベストメンバーだと思います。

30点を超える写真が入ります。福島の現状を伝えるものがメインです。これを生かすために、オールカラーの本にしました。

どんな写真かっていうと、この「編集長の冒険」を見ていただいている方なら覚えているかもしれませんが、3月に福島県相馬市で「福島再生の可能性はどこにあるか?」というシンポジウムをやったでしょ。その際に東京、京都、札幌からツアーを組んだんですが、それに京都から参加していた20歳代、30歳代の若者が撮ってくれた写真なんです。京都で聞いていた福島とは違った現実の福島に接して、その新鮮な気持ちが写真にあらわれているように思います。

そう、そのシンポジウムでお話ししたのが、今回の本の著者である3人でした。池田さんには翌月、京都でも講演していただきました。それらのお話がもとになってはいますが、ほとんど書き下ろしといってもいい内容です。

参議院選挙前に出せれば良かったですけどね。だけど、福島再生の課題は、衆参で多数を占める(であろう)自民党と正面から対決して実現すべきものであって、本格的に構えて闘わなければなりません。そのための大きな力になることは間違いありません。8月5日以降は、ここから注文できます。