2013年11月1日

 一昨日から東京出張。昨日も、朝から時間刻みのスケジュールだ。

 まず東京事務所で簡単な打合せ。いろいろ難しいことがあって、対応すべきことを明確にする。

 11時には御成門へ。12月に刊行予定の『加藤周一最終講義』関連。加藤さんの著作権継承者とのご相談だ。ご了解を得て一安心。表紙に使う予定の加藤さんの顔を見て、「こんないい表情の写真はなかなかないですよ」と満足していただく。いろいろ貴重な思い出話も伺った。あとは刊行に向けて最後のダッシュが残るのみ。

 そこから歩いて神谷町へ。昼食をはさみ、とある弁護士事務所だ。来年発足予定の「憲法9条下の自衛隊活用を考える会」の事務所設置に関するご相談。この事務局の性格次第で、会が広範な人びとを集められるかが決まってくる。私だけがやっているみたいになると、偏りがあるからね。お会いしたのは、つい一カ月ほど前、ひょんなことでメールでやりとりしただけの弁護士さんなのだが(だからお会いするのは昨日が初めて)、気持ちよく引き受けていただいた。会が開くシンポジウムの司会とかもついでに決まったりして、出だしは順調である。これで、護憲政党はもちろん、改憲政党のなかに護憲派をつくる足がかりができるかもしれない。防衛戦略のある護憲へと前進。

 その後、四谷に行って、別の弁護士の方と打合せ。労働法制の規制緩和に関する本の出版について。

 それから国立市に足を伸ばす。まず山村浩二絵本原画展。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」がアーサー・ビナードさんの英訳で出るんだが、その原画なのだ。

 で、学生時代にときどき利用したロージナ茶房で、知り合いの編集者と相談。12月15日に開くシンポジウム「学校・スポーツから暴力・体罰をなくすために」の打合せだ。弊社のホームページで紹介しているので、関心のある方はご参加ください。また、これに向けて手記の募集もしているので、応募していただけるとうれしい。

 夜に事務所周辺に戻って、某政治団体に勤める優秀な編集者と飲み会。気持ちよい議論をして、いい情報をいただいた。

 本日は朝から昼過ぎまでみっちり会議。午後は、大手印刷所からまさかの営業を受け、まさかの面接もしなければならない。夕方からは、旅行社と打合せ。忙しい1日になりそう。