2013年11月15日

 明日の土曜日、明後日の日曜日と、特別に忙しい。これまで2日間で3回も講演したことはなかったよなあ。

 明日は、午前10時30分からが、京都建築労働組合の主婦の会。女性ばかり130人も来られるそうで、そんな場所に慣れていない身としては、ちゃんとしゃべれるものかどうか。場所はホテル平安の森というところ。「安倍改憲との闘い方」というのがテーマです。

 それが12時に終わって、丸太町までタクシーで出て、27分初の地下鉄で京都駅へ。そこから新快速で神戸まで。普通に乗り換えて新長田に13時47分到着。14時から、神戸市長田区の九条の会。お昼ご飯は、電車のなかですね。

 テーマは「集団的自衛権の深層」。本のタイトル、そのままですね。いやあ、この問題は、来年の夏まで延期という話もあるし、制限のないかたちで解釈改憲という話もあるし、ひきつづき焦点ですよね。お話しすることがたくさんあって、時間通りに終わるかどうか。

 明後日は、前に書きましたけど、伊波洋一さんとの対談です。まず伊波さんが講演して、その後にですけど。「沖縄と憲法」がテーマ。安保や憲法という重要な課題で、どうやって共闘をつくりだすのかです。安保に賛成の人も反対の人もいて、護憲といっても安全保障をめぐっていろいろな考え方の人がいて、しかし、なんとか共闘しなければ、普天間問題も解決しないし、この日本の安全を維持できないわけですから、いい対談になればと思います。

 ところで最近、いろいろなところに行くからでもありますが、多くの方から、「憲法の闘いはいつまで続くのか」と聞かれます。そうですよね。九条の会を起ち上げて、もう7年とか8年になるわけで、その分、だいぶ年をとってきて、疲れてもいるわけです。それなのに、いつ終わるのか、先が見通せない。というより、どんどんあぶなくなっているように見える。

 私は、そういうところでは、「あと3年」と言っています。3年後にダブル選挙があって、国民投票の可能性もあると言われています。国民投票があれば、そこで決着がつく。九条じゃない部分が投票にかけられるにしても、反対がおおければ、それで改憲は勢いがしぼむでしょう。

 選挙だけという場合、護憲派の力をどう伸ばすかが焦点でしょう。私は、安保条約の問題は脇において、「九条の軍事戦略」でやっていこうという勢力を、政治の世界でどれだけ増やすかを焦点にしてがんばります。

 そのために、この3年の闘いのはじまりに際して、『憲法九条の軍事戦略』と『集団的自衛権の深層』の本を出したわけです。あとは、政治の世界における実践です。3年間は死にものぐるいでやります。